照準器を買う。 オリンパス EE-12017-07-31 Mon 19:26
先週末、突然PCのHDDがお亡くなりになりました。
データは生きていると判断したので、USB-SATAケーブルで繋ぎデータを救出しました。 新しいHDDを買ってきて、救出データの移行、OSの再インストールと環境復帰に丸2日を費やしました。 メールのデータのみ救出できず全て無くなりました。 この記事をきっかけに、みなさんいますぐバックアップを取りましょう(笑) 記事の本題ですが 照準器を買いました。 オリンパスのEE-1という照準器です。 ![]() 以前、この記事でちょっと紹介しました。 星撮影だけでは使い道が限られるので、その時は買うつもりはそんなになかったです。 子供の 運動会で使おうと思ったのと、臨時収入が重なったので買いました。 望遠時に照準器で子供を追尾しながら、撮影しようかと思います。 梅雨明け後、すっきりしない空ばかりですが、先週数時間だけ気持ちよい空がありました。 早速、ベランダに遠征して使ってみました。 以前の記事以降、星撮影での使い道を考えていました。 撮影前には、必ずピント星でピント調整をするわけですが、まずカメラにピント星を導入する事から始まります。 私これがチョーヘタクソなんです。 見えない対象は、自作目盛環で導入するので逆にたやすいのです。 それにしてもまずは基準星を導入しないと始まらないわけです。 250mm(換算400mm)で撮影する事が多いので、い きなり250mm(換算400mm)でピント星を狙います。 スカイメモSの赤径・赤緯軸を回して、カメラに導入します。 カメラと私のシンクロ率が高いときはすぐに、そうでない時は結構手間取ります。 手間取る原因は、位置が合ってないかピントが合ってないとか。 赤緯軸を少し回しては赤径軸を動かしてやっても、一向に導入出来ない事があります。 原因はピントそのものがあってなかったというオチ。 これだと、位置があってても星が導入できたかもわかりません。 1台のカメラしか所有してないので、普段使いでも今のカメラを使ってます。 ピントリングの位置は、いつもバラバラです。 こうなると、カメラの方向が悪くて導入できていないのか ピントが合ってな くて導入できてないのか、わからなくなります。 照準器を使う狙いは、間違いなくカメラの方向は合っているという確信を得たいというわけです。 そんなことしなくても、広角や標準でいれてからやるとか、事前に遠くの建物で大体のピントを合わせておくとか 色々やりようはあるのですが、望遠で取る時は望遠1発でキメたいんです(笑) 過去の記事で何度もでてきてますが、キットレンズのピントリングはスカスカなんです。 すぐ動く上に当たりがありません。右にも左にも延々回ります。 なので、大体この場所で星が見えるぐらいに合う場所の見当がつきません。 一度、印を付けてみましたがその場所に合わしてもダメだった記憶があります。 方向性だけはあるようです。 本体はプラスティック製なので軽いです。 未使用時は閉まえて、使う時にだけ開けます。 ![]() 閉まっている時は自動でOFF状態になるので、切り忘れがないです。 ホットシューに嵌めてネジで固定。ガタつきも無くていい感じです。 中にレティクルが表示されて、ダイヤルで輝度を1~5段階に調整できます。 ![]() 左右と上下のダイヤルでレティクルの位置を調整します。 事前にLV画面中央に建物をいれて、レティクルの中央に建物がくるように調整しておきました。 ベランダに撮影機材一式をセットして対象を星にして使ってみました。 適当に見えている、アルタイルやベガ・アンタレスなど一等星クラスを照準器で狙いました。 ファインダーやLV画面と違って、素通 しのガラスなので全体が見えて対象を狙いやすいです。 結果のほうは、照準器のレティクル中央に対しLV画面で若干左下。 それでも、LV画面のどこかには入っているので問題なしです。 レティクルの位置調整はダイヤルで簡単に出来るので、中央中央になるよう再調整しました。 再調整後は、中央中央で完璧になりました。 両眼・片眼でも大丈夫です。 せっかくなので、ほぼ見えてない3等星・4等星クラスでも試してみました。 空の状態が良い時に、自宅からなんとか見える限界です。 結果は、問題なく導入可能でした。 何度か狙っている星とは全然違う星だった事があるので、これで間違いはなくなりそうです。 だんだん楽しくなってきて、意味なく照準器で導入 。 LV画面に入っているか確認をしてみたり。 あんな体勢やイケない体勢から、導入に問題ないか確認したり。 小一時間ぐらい遊んでしまいました。 まぁピントが合っている状態からなら、位置だけの問題なのでさほど効果や有難味は薄いです。 問題はピントが合ってない状況で、使えるのかという事です。 ピントを完全に外してLV画面でも星が確認できないぐらいピントをずらしました。 この状態で照準器の中央に別の星を入れてみました。 当然LV画面には何も写ってないわけですが、星は入っているハズです。 ピントリングを回してやると、ピントが合うにつれて星がLV画面に出てきました。 これは使えると確信しました。 ![]() これで、ピント星や基準星を導入する時、時間を費やさなくてすみそうです。 何度か照準器を付けたり外したりして使ってみましたが、大きなズレもなさそうです。 付けるたびに位置調整が必要なら意味ないんデス。 問題があるとすれば、レティクル調整ダイヤルが回りやすい。 ホットシューに固定する時にネジを回しますが、丁度指の側面にあたってダイヤルまで動かしそうです。 これはダイヤルをテープで覆って対策しました。 もう一つは、レティクルの輝度が明るすぎる。 昼間使うことを想定した物だと思うので、輝度を一番下げた状態でも夜間には強い。 一等星クラスでもレティクル近くになるとその明るさに埋もれます。 見えにくくても、適当にレティクル内に入っていれば、LV画面内に入るので 問題なしです。 肝心の遠征も、梅雨があけてもまったくスッキリしません。 結局、スッキリした日があまりないまま終わってしまいました。 今週末にも台風が接近してくる予定です。 スポンサーサイト
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コメント
これはカッコいいっすねー。
照準器は一つあると撮影の幅が広がりますね。 仰るように望遠レンズで追尾が必要なシーンではシャッターチャンスを逃すことが少なくなります。 自分も目盛環に辿り着く前には使ったこともありますが、今は遠景でピントを確認してから赤道儀に載せますので、野鳥での使用に限られてきました。 これから望遠鏡等長焦点での利用を前提とした場合にも、使い道が出てくることもあると思われますしね。 何にしても天気が良くなってくれないと活躍の場がありませんねぇ・・・。 2017-07-31 Mon 20:36 | URL | カメラde遊ing [ 編集 ]
こんばんわ。
全然すっきり晴れなくて困ったものですね。 いちよ技術屋としてのサガなんでしょうか、こういうメカ的なギミックに弱いです(笑) 基準星・ピント星の導入がサクっとできる様になって、買ってよかったと思います。 琵琶湖は野鳥の飛来も多いので、琵琶湖でデイキャンプするときに野鳥も撮影してみようかと思います。 今度、鈴鹿サーキットに旅行するらしいので動き物で使ってみようと思います。 2017-08-01 Tue 23:48 | URL | とも [ 編集 ]
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