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ポータブル赤道儀 スカイメモS ⑧ 手動導入用目盛環の製作・導入精度

天気も良かった絶好の新月期は帰阪で撮影できず。
自宅ではなんだかんだと練習撮影をしています。
何をしていたかと言えば、目盛環を製作し手動導入の練習をしています。

前回の遠征では、M42やM45などのいわゆる目に見える天体。
目でみえれば導入には問題ないのですが、撮影対象のほとんどは暗く遠く目に見えない天体。
スカイメモS購入前から、目に見えない物をどうやって導入するのだろうかと悩んでいた問題です。

自動導入機能は付いていません。試写を繰り返しその位置から対象に向けていける自信もありません。目盛環なるものがあれば、座標を合わせて導入できるこ とは知っていました。
ただスカイメモSには、その目盛環もついてません。

導入について色々情報を探しました。
そんな時に、スカイメモSに自作の目盛環で撮影されている記事を見ました。
赤道儀に触ったことも、ちゃんと見たこともなかったので目盛環について調べました。
その記事の方で、リンク先でもある「カメラde遊ing」さんに色々教えて頂きました。
内容を理解したところで、自分のスカイメモSにも目盛環を付けたくなりました。
ということで製作してみました。

自作目盛環の製作
製作前には、いつも設計構想から。
基準星の座標に合わせるときは目盛環のみ、対象の座標まで動かす時は軸と一 緒に目盛環が回る必要がある。赤緯軸は、純正の微動台座クランプツマミに、赤経軸はスカイメモSの極軸望遠鏡のアウターリング?に目盛環。

【赤緯軸】

【赤径軸】


製作イメージは出来たのですが、手持ちの材料にいいのがありません。
材料手配すると時間が掛かるので、使えそうな材料で試作することにしました。
試作段階ですが、完成した目盛り環

グレーの薄い目盛環が赤緯軸用、青い目盛環が赤径軸用です。

赤緯軸目盛環
クランプツマミの根元寸法が約φ60。
DC-50という塩ビ管キャップの内径も約φ60でした
蓋側を旋盤で切り落とし、リング状にしてクランプ部にはめ込むだけです。
蓋側は、成形段階の抜け勾配がついているようで微妙に内径が小さく丁度良いはめあいになりました。蓋と逆側は内径が開いていてスカスカすぎでした。
塩ビ管の外径が微動台座より小さいので、指 標と距離が空いてしまったので残念な出来です。
アルミかMCナイロンの材料を手配して、旋盤加工でジャストサイズで作り直そうと思います。

赤緯軸の目盛は、+90°~0°~-90°までを1目盛2°間隔でCADで作って印刷・貼り付けました。分単位まで合わせれるように、10分間隔でバーニア目盛も作りました。

赤経軸目盛環
こちらは極軸望遠鏡のアウターリングに装着します。
外径が約φ38で目盛環を付ける箇所の長さが5mmあるかないかと短い・・・
スカイメモS側の日付目盛部に勾配が付いてますので、その形状に合わせた目盛環を作るつもりでした。適当な材料が見当たらず、寸足らずのMCナイロンしかありませんでした。
とりあえず、その材料で旋盤加工して外 径(φ59 長さ14.5mm)・内径(φ37. 85 長さ6mm)と逃がしの内径を付けました。

赤緯も赤経軸もですが、手で目盛環のみ回せる固定力かつ、目盛環と軸は一緒に回るように仕上げしました。MCナイロンなので内径φ37.85からはしっくりするぐらいまでペーパー手仕上げしました。
寸足らずの材料を使ったので、日付目盛部の勾配まで材料長が足りませんでした。
仕方ないので、指標の方を暫定対策で軸方向に長めで付けました。
これも、アルミかMCナイロンの材料を手配して旋盤加工でジャストサイズで作り直そうと思います。

赤経軸の目盛は、0~23時までを1目盛10分間隔で作りました。
1分単位まで合わせれるように、1分間隔でバーニア目盛を作りました。

装着するとこんな感じです。



し っくり目のはめあいなので、基準星の座標に合わせる時は目盛環だけを回せます。
対象座標に合わせるときは、軸と一緒に目盛環も回ります。
軽圧入で脱着も容易なので、いつでも脱着・装着が出来ます。
加工機があれば、1目盛づつ溝入れして炭入れ処理したいです。

導入テスト
自宅のテスト場(ただのベランダ)で導入精度を確認しました。
最初は相対座標でやってみましたが、計算がめんどくさくなり絶対座標にしました。
座標がわかっていれば基準はなんでもいいので、ライブモニターの中心に基準星を手動導入しました。基準星の座標を調べてから、目盛環の座標を手で回し合わせます。
あとは対象の座標まで動かせばいいはずなので、赤緯軸だと微動台座の微動ツマミ 。赤経軸だと赤経軸を直接動かします。

導入精度の確認は、現状一番焦点距離が長い250mm(APS-C)で行いました。
この焦点距離で問題なければ、それ以下も問題ないはずです。
導入精度の確認だけなので、撮影条件は抑えてます。ISO800の60秒のJPGです。
レベル調整と明るさ調整だけして、画像は回転させています。右が北です。
基準星から対象へ。その対象から次の対象へ絶対座標で導入・撮影していきました。

※基準星ベテルギウス(赤緯:5h55m 赤経:+7°24)

M78 (赤緯:5h46m 赤経:0°00)

とりあえず、基準星から近くの対象を導入してみました。
小さい対象で自宅では辛い対象ですが、調整なしの一発導入でど真ん中来ました。
アルニタクを狙えば自然と狙える位置になるので、あえて目盛環を使う必 要はないのですが(笑)

M35 (赤緯:6h08m 赤経:+24°19)

中心からはややずれましたが、写野内なら位置調整出来るので問題なしです。
ライブモニターでは写らない対象なので、画面に写ったときは感動しました。
stellariumで見ると、他に散開星団があるので囲んで見ました。

M37 (赤緯:5h52m 赤経:+32°33)

これも写野内です。

M36 (赤緯:5h36m 赤経:+34°08) M38 (赤緯:5h28m 赤経:+35°51)

これも写野内。

M48 (赤緯:8h13m 赤経:-5°45)

気持ちいいぐらいばしばし導入できます。

NGC2238 (赤緯:6h30m 赤経:+5°03) バラ星雲

星団ばかりでは飽きてきたので、星雲の導入も。これは上が北です。
自宅とノーマルカメラでは厳しかったです。
無理やり炙りまくってでてきた汚いバラ。毒持ってそうです。
遠征で是非撮り直し撮影したい対象です。

ここらへんで体も冷えてきたのでやめました。
目盛環の導入精度は良さそうです。
250mm(APS-C)で写野のどこかに入っていればあとは調整出来ます。
目盛環を使うと目に見えない対象が、効率よくバシバシ撮影できて楽しいです。
目盛環を使うだけで、目に見えない天体がこんなにも簡単に導入できてしまうのかと驚きです。

目盛環でセットして、撮影が終わった時に表示される時のドキドキ・ワクワク感がたまりません。
ちゃんと導入できてた時は、思わず「いけてるやん!」と声がでそうになりました。
目盛環を動かして導入するという所も、いかにも天体撮影している感があって嬉しくなりました。

これでもっともっとスカイメモSで遊べます。
赤道儀の構造についても、少し理解も深まった気がします 。
目盛環について色々情報を頂いた「カメラde遊ing」さん、ありがとうございました。

2017年は目盛環を使って色々撮影してみようと思います。
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